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Channel: 富山このはな酵素風呂 麻蓬(まほう)
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石垣島へ。いわゆる「毒親」の母と。

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2月末から3月頭、母と石垣島に行ってきました。
安く、自分でカスタマイズ。

前日、関空泊です。

関空


私は床に防災シートを敷いて寝ました。
意外と安眠できて、

朝のピーチ。

ピーチの


乗り込むと想像以上の狭さにパニックの手前に。

機内


両手がわなわな震えて、
「すみません、降ります!!」と飛び降りたい衝動と闘いながら
頭を窓につけたり前の座席につけたり。ドアが閉められる前に・・

そこに母が耳元でクセのある話し方で話す。
「お隣の○○さんねぇ!咳が長引くんでー、病院行って診てもらったら
肺炎だったんだって!」

前日、富山から来た私に機関銃のように母が喋るもので、
応答するのに喉が乾燥して空咳が出ている。

震える手は母に見せて、「どうしよう!」とは言ってるのにもかかわらず、
パニック発作なりかけの私にさらに意味ない言葉を言う母。

「や、、、やめて!」

はい、私の母はいわゆる「毒親」です。

もしもの時はアテンダントさんに抱きしめてもらおう、と
通路に寝よう、と気持ちを落ち着かせました。

飲み物は有料。自分で準備してあったんだけど
余裕がないので購入。
「グラス持ってきますね」とアテンダントさんが消えて、
持ってきたのは紙コップでした。これが、ピーチね。

グラス?

石垣の


無事3時間で石垣島へ。

レンタカーを借りて離島ターミナル、そこから
竹富島へ。

ハイビスカス

しまねこ


この1、2月、ずっと雨続きだったんだって。
で、着いたこの日、からっと晴れた。

海の青


水牛車。

りゅうちゃん


一番のイケメン、「琉(りゅう)ちゃん」と、

おっちゃん


これまたイケメンのおっちゃんに当たりました。

でも、琉ちゃんのお尻を、ぴしり、と打つのね。
小さい子もいたから軽く、だけど、私はびくんっ、となった。
なにもしなくても喜んで引っ張ってるのかと思った。
それなら、水牛、すごくかわいそう。。ごめんね。。。

水牛の影

水牛女

花つけた

家

老人と子ども

竹富の家


八重山そば


八重山そば。長命草を刻んで乗せてる。

花の

ぞうりの店


サンピン茶ゼリー


さんぴん茶ゼリー。

赤い草


宿は、母が居心地よいように、やすらげそうな宿をチョイス。
しかも思い切り安い。

「旅籠むら工芸の宿」。
キッチンもついているし、まるで石垣島の私の部屋、な使い方ができます。
夜はその宿の向かい、「森の賢者」へ。

泡盛


細部にこだわりのある、きちんとしたお店でした。
美味しい美味しい。
宿も向かいだから車運転せずにすむし、
泡盛に長命草漬け込んだ薬草酒をさんぴん茶割りにしてもらって飲みました。

翌日はメイン、西表島の水牛車とマングローブのツアーの予定。
これは今回、母の希望に合わせてる。

が。

母が夜中から上げ下しを繰り返した。

私は何ともないから、食べ物にあたった訳でもなさそう。

とりあえず、朝集合予定の場所へ車を走らせてキャンセルを伝える。
また一旦宿に戻って、塩専門のお店が開くのを待って、
梅塩(別に石垣島の特産ではない)を買ってきて、
お湯を沸かして梅塩といて水分補給させる。

さて、どうしたものか。
翌日朝には帰る予定。

母を置いて遊びにいけない、
看病しなくてはいけない。
容態急変したら。
宿のオーナーにも知らせないでくれるな、という。
病院に連れて行ったものか・・


ちょっと、泣きましたよ。
刻々と大事な時間は過ぎる。

どうも、沖縄の風土とか、食べ物が、母には合わないためらしい。
これなら食べられる、と喜んで食べていたのだけど。

とにかく翌日の飛行機に乗れないと困る。
安静にしていたら大丈夫そう。

考えて、短時間ずつ出ることにした。

母は「絶食する」という。
水分補給せよ、と言ってもきかない人なので、
また梅塩湯にレモン汁を加えたものを作って飲ませてから
一人お昼食べに外に出た。

車で5分くらいで行ける。
市場を覗いたりして、

市場


ふらっと引き寄せられた「一魚一会」という居酒屋さんで
ランチをいただく。

ゴーヤ定食


もちろん、最上級に美味しい。
小学生のときに灰谷健次郎の「太陽の子」を読んでから
沖縄料理が大好きだ。

夜に行く予定の居酒屋「うさぎや」の系列店であるらしく、
きりりと、これまたイケメンであるところの兄ちゃんに
「うさぎや」本店の場所を聞く。

トライク


トライク。普通自動車免許で乗れて、ヘルメットも要らない、
15分の講習で乗れるそうだけど、女性には無理、なんだそう。なんでやー。

宿に戻って母の様子見。

今度は車10分のマエサトビーチ。海に向かって天の舞を舞う。

ガジュマル


また宿に戻り、「食べたくない、口に入れるのが怖い」という母に
なにも食べずに明日飛行機には乗れない、
キッチンもある今のうちにおも湯でも入れておけ、と
歩いて数分のほか弁屋さんでご飯を手に入れて帰ると、
「お粥ワタシ嫌い」、とごねるので
ならよく噛んで食べろ、と梅塩をかけてあげて2時間の自由時間を得ました。

歩いて8分の場所、「うさぎや」本店。

ミミガー


以前、所さんの「笑ってコラえて」で知って以来、
ずっと来たかったところ。

さんしん


海ぶどう


最初からスタッフとカチャーシーやら、踊ってました。

サンバ


これは三板(サンバ)。

途中でふっと後ろを見ると、琉球装束を着た男性が。
おっ?と目を開くと、向こうが「おおおーーっ!」と
フレンドリーに手を握ってきてくださったんだけど、
「あ、私初めてよ、初めて!」

するとその男性、そっと、「ランチで・・・」と。

そう、ランチの時に会ったイケメン兄ちゃんでした。
顔覚えられないから・・・。すみませんでした・・・。

男の子


衣装着たら分からんしなぁ。まさかここでまた会うとは思わないしなぁ。

普通の女の子なら、これ、トキメキの出逢いだったんだろうなー。

エイサー。

もう、それはそれは大迫力だった!
発するエネルギーが、凄かったなー!
また途中から一緒に踊って。

最後は店内のお客さん全員で盛り上がって、カチャーシー。

そして翌朝。
なんとか体調も戻って歩けるようになった母と、
早めに宿を出る。

海岸からの朝日。

朝日5

朝日4

朝日3


神々しく。

朝日2

朝日4

朝日5


朝日に向かって、天の舞を、また。

光が落ちる

子牛


飛行機から


そして石垣島を後にして、3時間後、関空。

空の上


空の上2


雪を冠った山々。

空から3


小さな白い長い橋は、明石海峡大橋?

関空、ここでまた強烈な体験を。
お昼をお店でいただいてたのだけど、
中国人観光客の1グループのすさまじいマナーを目の当たりにした。

続き、長くなるので稿を改めます。








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