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Channel: 富山このはな酵素風呂 麻蓬(まほう)
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今の自分を最小限の力で幸せに。

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雨が、柔らかく降っています。



最近、気持ちのアップダウンが激しい。落ち着いたり荒れたりを繰り返す。日々、努力しているのですが。前はずっと落ちたまま、低空飛行だったから、回復期の一形態かもしれないですね。

「絶望の淵実験」という有名な実験があるのですが、本屋さんでの立ち読みで詳細を知ってしまいました。ああ、この身に起こったのはこのようなことだったのか、と。それもあってか、夕方、パニック発作が出かけた。

夕食はいつも以上に美味しくできあがっているのに、それを前に手が止まって動けなくなった。食事を中断して、震える手で頓服を飲んで和室にそろそろ移動、畳に仰向けに。(なお、むろやんは「戸をちゃんと閉めろ」とのみ。)

深呼吸を繰り返して、幸い10分という短い時間で持ち直すことができた。

一年ぶりかのパニック発作なりかけでした。辛い時期を数ヶ月など、長い期間耐えた頃、浮上してくる時にパニック発作になりやすいです。


先の土曜日は所用で久しぶりに一人、遠出。京都と奈良の境目、高の原へ。これも努力の一環で。




そこで4、5年前、大阪中津で知り合ったK親子に偶然出会いました。わの舞を始める前の私を見ておられる方で、なおかつ私がわの舞をしていた3年をご存知ない方にお会いした、ということ。タイムワープしたような。


翌日のおわらの練習の部屋が2年前、わの舞の講習で使った部屋でした。複雑な思いが出てくるけど、仕方ない。


そして翌日の朝。
言いにくいことですが、今までで最高の喧嘩をして、むろやんを噛んだ。むろやんの腕からは、犬歯で見事、血が2つの穴から流れる。

庭の樹を、むろやんが相談なしにいきなり違う業者で伐る作業を始めたので。他に諸々の要因もあって。

薬で眠くて体も口も思うようにいかなくて、殴る腕にも力が入らなくて、ぶつけても割れないモノも見当たらなくて、できることと言えば、思い切り噛みつくことしかなかった。半狂乱。

朝、仕事に出かける直前の出来事で。

そんな自分にもショックで、職場の控え室で気持ちを仕切り直すため、しばしだんご虫になっていました。

仕事から帰ってから、むろやんになぜ私が怒っているのか、確かめてみました。でも理解していない。

どんなに説明しても説明してもむろやんは理解できず、そのうち自分の剣幕がもうまるっきり男になってしまいました。その筋の人みたい。

前日のおわら男踊りの練習で、完全に男モードになりきったのかもしれない。男性作業服御用達のワークマンで初めて買い物したからかもしれない。

とにかく2時間ぐらい、話合いというか、説教になりました。

夕食はもう作らず。各自で、と申し渡し。それも結婚してから初めて。


溜まっていたエネルギーが少し解放されたとは思うのだけど、自分の中の獣性みたいなのが。

この、私がね。


でも、これくらいのパワーを持っている自分であったことも思い出した。広いホールで、遠くに声を響かせていたことも。

常人をはるかに超えるパワー。


騎龍観音、という龍に乗った観音様がおられて、龍にも観音様にも縁があるのですが、自分の内なる龍が暴れたような。制御できなかった、というよりは、初めて顕現した。



今日は、会いたいと思っていた人に、思いもかけない形でお会いすることができました。普通ならとても叶わないような人に。願いが、忘れた頃に叶えられた。

宇宙からの比護が、人に噛みつくという、そんなことをした私にさえもなお、続いていること。変わらぬ愛を淡々と見せてくださったようで。

午前中は、牧歌的な気持ちで仕事ができました。



雨は、蕭々と降る。

ささくれ、毛羽立ったこころをしっとり濡らしていく。


大いなる存在を感じとりながら、自分の持てる能力も自覚しながら。


私は、本も出さない、漫画も出さない。ダンス公演ももう打たないし、講演ももう受けない。個展もしない。起業も何もしないだろう。

それは逃げではなく、なんとなく「もう古い手段」と思うから。

なんだか、他の人は私の代理、みたいな感じがするのだ。自分の手足のような。私も誰かの手足でもある。

私がやらなくても、やりたい人がやればよい。私がやりたいことは、それすなわち、他の方がやろうとしてもできないこと。それを知らずに叶えている。

あなたがやったことは、私がやったことでもある。

違う形での、ワンネスの捉え方が備わっている。私イコール、世の中、宇宙なので。とても、当たり前のことなので。

もう、ゼロから200へ、瞬時に移動もできるので。

とってつけたことをせずとも、今その場にいて空間を変えることは誰にでもできる。何か特別な水を買わずとも、心の中で思うだけで、その時の自分仕様の水に変えることも、誰にでもできる。ちょっとヤバい食べ物も、無毒にすることだって、体に備わっているのだ。昔々は誰でもやっていたことで。

そういう技を与えられた自分が、今の場所にいて気分よく過ごせるようにする、それだけで世の中変わる。私が今の時代の、ここに存在する、ということだけで証明しよう。

今の職場で嫌な思いしても、環境、仕事を変えるという手段を取らずに、その職場にいるままで幸せになるという、起業と反対のベクトルを目指す。

自分をどんな状況にあっても幸せ(ご機嫌)にする、というのを、仕事にしよう、と。もっと内的な意味で。

社会的に何かするのでもなく、何かを買ったり、本などに表すのではなく。自分に与えられたものをフルに使って。最小限の労力で。

ただ微笑むだけ、のように。



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